快眠・安眠のツボと肩こり・腰痛対策

ツボを利用した治療は、東洋医学で2000年以上行われてきました。その効果は世界保健機構(WHO)も認めるところです。

ツボにはそれぞれ対応している器官や内臓があり、ツボを押すことで対応した箇所の不調が緩和されます。

ツボの大きさは500円玉ぐらいですので、大体のポイントを押してみて、一番痛気持ちいい所を刺激すればOKです。

それでは不眠によく効くとされているツボをご紹介します。

不眠に効くツボの場所

百会(ひゃくえ)

高ぶった神経を落ち着かせ、自律神経を整え、安眠に導いてくれるツボです。

頭のてっぺん、耳と鼻からそれぞれ頭頂部に伸ばした線が交わる所にあるツボで、少し柔らかくなっている所です。

あまり力を入れず、ゆっくり手の腹で押しましょう。

自律神経を整える以外にも、頭痛やめまい、目の疲れや肩こり、鼻づまりなど、多くの効能があるといわれています。

安眠(あんみん)

自律神経を休息させ、文字通り「安眠」に誘うツボです。耳たぶの裏の尖った骨から指1本分下がったところのツボです。

指2~3本の腹の部分で優しく揉むように押しましょう。

頭痛、めまい、眼精疲労にも効果ありといわれています。

失眠(しつみん)

文字通り、「失った眠気」を取り戻すツボです。高ぶった神経を落ち着かせ、眠気を誘います。

他にも神経症、膝関節痛、足の疲れ、むくみや下半身の冷え、生殖器系疾患、肝臓、婦人科系疾患、その他多くの効果があるいとわれています。

足の裏のかかとの中央の少しへこんだ所にあります。指では押しにくいので、ツボ押し棒などで押すと押しやすいです。

合谷(ごうこく)

手の甲にある万能ツボ。自律神経を整え、安眠に導きます。他にも頭痛、鼻血、鼻水、下歯痛、脳血栓障害、視力低下、咽頭痛など、多くの効能があげられています。

反対側の親指をツボにあて、やや強めに(気持ちいいと感じる範囲で)押し揉みます。

労宮

手のひらの中央部分にあるツボです。心労が重なるとこのツボに症状があらわれるといわれる、ストレスのツボです。疲労回復、緊張、不安にも効果があるといわれています。

このツボを押すと心を落ち着かせ、安眠に導いてくれます。

手のひらの中心部分を痛気持ちいい程度に押して下さい。

足裏のツボ

足の裏をマッサージすると、毛細血管の血液の流れがスムーズになり、疲れを早くとることができます。また、「第二の心臓」と言われる足の裏には、体の全器官につながるツボが全部で64か所もあります。

触ってみて、プチプチやゴロゴロとした感触があるところ、また、押して痛いと思ったところは弱っている所です。念入りにマッサージしましょう。

マッサージの際は滑りをよくして黒ずみや角質もできないように、尿素入りのクリームをつけて行うとベターです。

足が冷えやすい方は、寝る前にマッサージをすれば血流が良くなりますので、安眠効果も期待できます。

なお、面倒な時は青竹踏みも有効です。

肩こりの改善方法

日本人は欧米人に比べて頭が大きく、体が華奢なので肩の筋肉に負荷がかかりやすく、肩こりになりやすいと言われています。

肩の筋肉に負荷がかかると血管が収縮し筋肉が緊張し続け、その結果、緊張し続けた筋肉は固くこわばります。

そして通常筋肉が動くことでポンプのように血液を送っているのですが、筋肉が硬くなることで血流が滞り、筋肉に十分な酸素が送れなくなります。

酸欠状態になった筋肉の中には乳酸などの老廃物がたまり、その刺激で痛みを起こす物質が生成され、筋肉が硬くなり痛みを感じるようになるのです。

首や肩が重くて痛い状態では、深くて気持ちのいい眠りは訪れません。

筋肉をやわらかくし、血流をよくすることで体が楽になり、よい眠りに繋がります。

上でご紹介した「合谷」のツボはマッサージ師さん達一押しの万能ツボで、首コリ、肩コリ双方に効果があります。押すことで血流をよくする効果がありますので、ぜひ試してみてください。

筋肉をほぐす方法ですが、一般的にはマッサージが思い浮かびますが、そのときは筋肉がほぐれて楽になった感じになっても、筋肉のこわばりはなかなか治りません。

首が痛い場合は、首に負担のかからない、高さを合わせた枕にするのも対策の一つです。

首はデリケートな場所なので、強く揉んだりは絶対にしないようにしましょう。

肩の場合は肩を回したり、腕を上げたり、肩甲骨を動かすイメージで動かしましょう。

お風呂に入った時に、肩を軽く揉んだりさすったりするのも、筋肉をほぐして血行を良くする効果的があります。

筋肉をほぐして血流を良くすれば、疲労物質は血液の流れに乗って取り除かれ、肩こりは解消されます。

パソコンを見る時も、定期的に首を回すとか肩を回すとか、つねに筋肉が固まらないように、ずっと同じ姿勢でいないように気を付けることも大切です。

肩を使うスポーツなどをして、肩の筋力をアップすると、肩こりが治ることもあります。

肩こり改善に栄養面では、ビタミンB群、特にビタミンB1とビタミンEを十分に摂ることが重要です。

ビタミンB1は糖質を効率よくエネルギーに変えてくれるので、乳酸などの疲労物質が肩の筋肉の中にたまるのを防いでくれます。また、ビタミンB6やB12も肩こり解消に効果があります。

ビタミンE は毛細血管を広げ、血流を良くする働きがあります。

ビタミンEを十分に摂れば、筋肉に必要な栄養や新鮮な酸素が筋肉の中に運ばれ、筋肉にたまった乳酸などの疲労物質が血流に乗って排出されるので、肩の痛みが緩和されます。

ビタミンB1は豚肉、うなぎ、鶏レバー、玄米、豆類、ナッツ類、ビタミンB6は肉、魚、豆類、ナッツ類、バナナ、にんにく、ビタミンB12は牛、豚、鶏などのレバー、しじみやあさりなどの貝類、ビタミンEはあんこうのきも、すじこ、キャビア、いくら、あゆ、いわし、たらこ、めんたいこ、モロヘイヤなどに多く含まれています。

食事で毎日摂るのは大変ですので、サプリメントで効率よくビタミンB群とビタミンEを摂取するのもオススメです。

腰痛の改善方法

直立歩行の人間は、どうしても腰に負担がかかります。

姿勢の悪さや冷え、運動不足や肥満などでも腰に負担がかかり、痛みが起きます。

この場合の痛みは、やはり筋肉がこわばり血行が悪くなり、周囲の神経を刺激して起きます。

肩と同じく、日ごろから痛みを感じたらさすったり、その都度体を動かす、温めるなどして血行を促し、筋肉が硬くならないようにほぐしましょう。

また、急激に腰を痛めた時は鎮痛剤を飲んだり、シップを貼ったり、コルセットで腰をサポートして、治るまで時間はかかりますが、負担をかけないように気をつけましょう。

ただし、あまりに痛みが激しく、症状が回復する気配が見えない時は迷わず整形外科を受診することをお勧めします。椎間板ヘルニアや圧迫骨折などの病気が潜んでいるかもしれません。

腰痛のツボは、人差し指と中指の骨がつながる点と、小指と薬指の骨がつながる点にあります。ここを1日に2~3回、1~2分程度押してみましょう。徐々に効いてくるでしょう。

栄養的には肩こりと同じく筋肉の疲労を回復するビタミンB群、血流を良くするビタミンE、さらに筋肉不足による肩こり、腰痛には筋肉を作るタンパク質を摂るのも効果的です。

タンパク質は筋肉を構成する元ですので、不足すると筋肉が弱くなり、身体の不調の原因になります。

タンパク質は魚、肉、乳製品、卵などに多く含まれていますが、糖質過多、脂肪過多にならずに効率よくタンパク質を摂るには、プロテインがお手軽でオススメです。

寝ている間に成長ホルモンの働きによりタンパク質から筋肉が作られるので、寝る前にプロテインを飲むとより効果的です。

肩こり、腰痛が軽くなれば、寝起きも楽になりますよ。

総括

管理人も長年の肩・首コリに悩まされてきた一人です。

マッサージ師も驚く首・肩の固さでした。

自分でも諦めていましたが、どうにも重苦しいので、1年ほど前から対策に乗り出しました。

まず、肩を定期的に動かすようにして筋肉が凝り固まらないようにしました。

肩こりに効くという磁気ネックレスも試してみました。

枕も今までの高い枕から、首に合わせた高さの枕に替えてみました。

「合谷」のツボも気がついた時に押しています。

それらが総合的に効いたのか、今では首・肩の痛みは気にならないくらいになりました。

若いときより筋力の衰える中年以降は筋力のアップも図らないと、色々な体のきしみ・痛みが出てくると言いますので、やはり運動もしないと、とは思っております。

また、管理人の知り合いで、腰痛がひどくてマッサージに通っていましたが一向に治らず、病院でMRIを受けたらガンがみつかったということがありました。

対策してもどうにも治らず、痛みがひどくなっていく場合は病院での検査をお勧めします。

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