瞑想の効果

快眠に繋がる?意外な瞑想の効果

今欧米の大企業のグーグルやYahoo!、Facebook、アップル、インテルなどの多くの企業で取り入れられているのは「マインドフルネス」という、科学的に効果が実証されている瞑想が急速に広まっています。

人の脳は常に心配ごとや先の不安や人間関係、過去の失敗のことなどを考えて、ストレスを溜めて疲れてしまいます。放っておくと人は1日に約5万回もの考え事をしているそうです。

考え過ぎて脳が疲れると「何だか疲れが抜けない、集中力が続かない」という状態に陥りがちです。

瞑想をやることにより余計な思考をシャットアウトし、ネガティブな感情より前向きな気持ちが出てきて、集中力や免疫機能が上がり、脳の老化も遅くなるという研究結果があります。

そして、瞑想により精神が安定した結果、自律神経が整い、快眠に繋がるのです。

また、寿命に関係するテロメアも長くなるという研究結果も出ています。

上記の大企業がマインドフルネスを取り入れている理由は、

  • 集中力の向上
  • 頭の中が整理される
  • 人間関係が良好になる
  • ストレス軽減
  • 生産性の向上

などの効果があげられます。

マインドフルネスとは、「今、目の前のことに全神経を集中する」状態のことで、無駄な思考は停止します。

この状態になることで、集中力アップ、頭の中が整理される、ストレスの軽減、生産性の向上、他者への思いやりの向上などの効果が科学的にも明らかになっています。

瞑想といえば、記憶に新しいタイの洞窟に閉じ込められたサッカーチームの少年たちですが。

大人でも耐えられないと思われる9日間もの食料もない暗い洞窟の中、助けが来るかも分からない状況で落ち着いていられたのは瞑想をしていたからだという。

長年寺院生活をしていたコーチに教えられた瞑想により、精神の安定を保っていられたというのです。

瞑想には恐怖や不安などのネガティブな感情をやり過ごす効果があるので、その効果が役に立ったのかと推測されます。

また、気ごごろの知れた仲間や頼れる唯一の大人のコーチがいたことも平静でいられた大きな要因なのだとは思います。

この件で世界に瞑想の効果が改めて見直されているそうです。

基本的な瞑想のやり方

  1. 静かに座って(自分の座りやすい座り方でOK)姿勢を整え、自分の呼吸に意識を集中させて、目を閉じ、ゆっくり鼻から深く息を吸い、鼻から吐く。

  2. 雑念が沸いてきたら、再び呼吸に意識を集中する。

  3. 今この瞬間の自分に意識を向ける

  4. これを5分~20分ほど行ったら、ゆっくりと目を開き少しずつ意識を戻して行きます

これが基本の瞑想ですが、瞑想に慣れればウォーキング中でも、電車の中でも、食事中でも、いつでもどこでも出来るようになります。

要は「今その瞬間自分の中に意識を集中し、リラックスする」ことです。

食事の瞑想のやり方は、ひと口ひと口、ゆっくりじっくりかみしめて、食べ物の食感などを五感を使って味わいます。

神経を集中して味わうことにより、食事をより美味しく感じるようになります。

また、ゆっくり、体が本当にまだ食べ物を欲しているか体に問いながら食べることによって、ドカ食い防止、ダイエット効果も期待できます。

ハーバード大学のマインドフルネスの研究者のサラ・ラザー准教授が行った実験で、マインドフルネスを1日45分、8週間行った脳を調べた結果、被験者の海馬が増え、偏桃体が減少したことがわかりました。

海馬とは記憶や感情をコントロールする部分で、ストレスを受けると減少し、うつ病などにつながる可能性があります。

偏桃体とは、不安やストレスに反応する部分です。

うつ病の方の脳内では、海馬の働きが落ちて、偏桃体の働きが高まっていきます。

つまりマインドフルネスを行うことで、うつ病の改善にも効果が認められたのです。

マインドフルネスとは「今、この瞬間に意識を集中し、自分の状態に気づく」状態をつくっていきますが、禅は「無心になる」状態をつくっていきます。

禅の瞑想は、だだ無心に座禅を組みます。

禅の修行は何をするのも一生懸命に取り組む、掃除をするのも食事が質素なのも修行なのです。自分を律し、毎日絶え間ない修行で自我と甘えをつぶし、心を整えていきます。

一方、マインドフルネスとは「今、目の前のことを雑念を払って集中すること」で自分の思考や集中力をコントロールできるようになる、喜怒哀楽に乱されない「心」を整えるのが目的なのは禅と一緒です。

禅もマインドフルネスも瞑想の効果は同じですので、両方の本をご紹介しておきます。

スティーブ・ジョブズは僧になりたかった?

ちなみに、アップル創業者のスティーブ・ジョブズが傾倒したのは禅であり、彼の製品にはその精神が現れています。

曹洞宗の開祖・道元の教えを弟子たちがまとめた『正法眼蔵随聞記』に「美徳を蔵、外相を荘」(内面をよくして外面を飾らない)という言葉がありますが、一般の客が見ることのない製品内部のマザーボードにまで美しさを求めたところに、彼の禅の影響を見ることが出来ます。

一時は禅寺に出家して入ろうとしたほど禅に傾倒していたジョブスは、度々極秘来日して京都の禅寺の庭を眺めていたそうです。

ジョブズが特に足しげく通ったという西芳寺は別名「苔寺」と呼ばれているそうです。

美しいですね・・・。

そんなジョブスが愛した京都の禅寺を巡るスマホ用アプリがありました。

「京都禅寺巡り」

70カ寺を超える寺院の参拝情報やアクセス情報、寺院の歴史、建造物や宝物の紹介、GPS機能を使ったスタンプラリーや禅クイズなど、多様に楽しめるアプリです。

瞑想ついでに禅にも詳しくなれるかもしれませんね。

総括

深いです、瞑想。

瞑想がこんなにも欧米大企業に浸透しているとは驚きでした。

調べれば調べるほど、瞑想の効果の凄さが如実になりました。

瞑想をすることで、心理的のみならず、化学的に体に変化があちこちで起きているんです。

テロメア、海馬、前帯状皮質(自己制御能力に関わる部分)、自律神経。

「病は気から」とはよく言ったものです。

精神が体にこんなにも影響を与えているんですね。

先日のタイの洞窟の事件もびっくりしました。

勝手ですが、何日も見つからないというニュースを見た時には「もうダメなんじゃないか」と思ってしまったのですが、なんと彼らは瞑想をして平常心を保ち、体力も無駄に使わずに全員生還しました。(ダイバーの方が1人亡くなったのは本当に残念です)

あれだけの困難を乗り越えて、奇跡のような生還劇です。

でももし瞑想がなかったら、平静を保てず全員生還とはいかなかったかもしれません。

そこで私事ですが、管理人も食事瞑想し始めました。

ゆっくり、ひと箸づつ味わう。

そうしたら、お米の甘さをしっかり感じることができ、「美味しい」と感じました。

いつもは殆ど噛まずにおかずと一緒に口に放り込み、飲み込むだけでしたが。

そうしたら、いつもの半分の量で満足しました。

これはスゴイです。なんか心理的にも変わってきた気がします。(今度こそ痩せられる気もします)

もはや心理的にはトリコの珍師範です。食材に感謝し始めました。

精神が安定せずに眠らない方は試してみる価値はあると思います、瞑想。

お金もかかりませんし。是非。

トップへ戻る