何時間が適正な睡眠時間なの?

子供はよく眠った方が頭よくなる?

睡眠不足は集中力や免疫力を低下させ、精神不安定になったり、重篤な病気に繋がる危険もあります。

では大人の最適な睡眠時間は何時間でしょうか?

アメリカの100万人以上を対象とした疫学調査でも、日本の10万人以上を対象とした疫学調査でも、心身の健康維持にもっともよい18歳以上の健康な大人の睡眠時間は7時間であることが判明しています。

死亡率を見ても7時間寝ている人が一番低く、もっとも寿命が長いことがわかっています。(長すぎても寿命が縮みます)

つまり大人は7時間寝ていれば間違いないのですが、「忙しくてそんなに寝ていられないよ」って方もいますよね?

睡眠研究の第一人者の白川修一郎医学博士は健康で長生きできるギリギリのラインに6時間睡眠を入れています。脳のほうはイマイチすっきりしないようですが。

NPO法人「アメリカ睡眠財団」(NSF)の6人の睡眠専門家と12人の医療専門家が年齢別に最適な睡眠時間を調査した結果、

  • 新生児(0~3カ月):14~17時間
  • 乳児(4~11カ月):12~15時間
  • よちよち歩き(1~2歳):11~14時間
  • 未就学児(3~5歳):10~13時間
  • 就学児(6~13歳):9~11時間
  • ティーンエージャー(14~17歳):8~10時間
  • ヤングアダルト(18~25歳):7~9時間
  • 成人(26歳~64歳):7~9時間
  • 高齢者(65歳以上):7~8時間

という結論を出しました。

やはり世界的にも日本人は睡眠時間が少ないと言われている通り、大人の睡眠時間6時間は少なめですね。

しかし6時間睡眠でも毎日活動的に動けて精神的にも記憶力にも睡眠時間による影響がない人もたくさんいます。

5時間睡眠でも、睡眠の質を上げれば短時間睡眠でも目覚めよく、午前中から一日中高いパフォーマンスを発揮できると主張している日本睡眠学会所属医師の坪田聡先生という方もいます。

要は深く質のいい睡眠で、自分に合った時間ならよいのではないでしょうか。

でも朝起きた時に疲れが取れていない、眠気が覚めないという時は睡眠が足りていない証拠です。

その場合は睡眠の質と共に睡眠時間の見直しが必要でしょう。

子供の場合は睡眠時間をより長く取っている子供は短い子供に比べて、海馬の体積が大きくなり、記憶力が良くなることがわかっています。

東北大学の瀧靖之教授が同大学加齢医学研究所で行った「健康小児における海馬体積と睡眠時間の相関」という研究でそれが明らかになりました。

海馬とは、脳の両側にある側頭葉の内側にある領域で、記憶を司ると言われています。

哺乳類の場合、誕生した後に神経細胞の数が増えることはないと言われていますが、海馬という領域だけは特別で、生後も神経細胞が増えることがわかっています。

この研究では睡眠時間が9~10時間ぐらいの子供の方が5~6時間ぐらいの子供より海馬が1割程度多きかったそうです。

ですが睡眠の質がやはり重要です。

あまり長く寝すぎてもかえって睡眠の質が悪くなりますので、子供を無理やり長時間寝せるのはやめましょう。

ちなみに脳の発達は10歳前後がピークなので、携帯やゲームで夜更かしさせず、12歳までは受験であっても9時間は寝させた方がいいと瀧教授は言っています。

「東北大学の医学部に入ってくる学生たちはそれなりに優秀ですが、聞いてみるとみんなよく眠っています(笑)。僕自身、大学に入るまでは夜の10時前に布団に入って朝の6時半に起きる生活でした。」ということなので、総括すると・・・。

総括

子供の成績を上げたいならゲーム、携帯は制限して9時間睡眠はキープしつつ、効率的に勉強させましょうってことですね!

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