睡眠不足になるとどうなるの?

睡眠不足の症状と危険性

朝、起きた時の寝不足感。疲れが取れていないし頭が重くてだるい。

日中もボーッとして座ったらすぐうたた寝してしまう。運転中にふっと眠気に襲われる。

風邪ひきやすいし、口内炎やヘルペスが出来たり、肌もガサガサ。

バイオリズムが下がっている感じがする。物にぶつかりやすい。

こんな自覚症状があったら睡眠が足りていない、寝不足の状態です。

寝不足が原因で、免疫力も下がります。

でもこれはまだ寝不足初期の段階の症状です。

睡眠不足が常習化すると、

  • 内臓の働きが悪くなる
  • 肌の瑞々しさが失われ、酸化・糖化が進み実年齢以上に老化する
  • 動脈硬化、糖尿病、がんになりやすくなる
  • 免疫力が落ちて体が弱くなる
  • 脳の機能に影響し、記憶力や問題解決力が落ちる
  • 太りやすくなる
  • うつになりやすくなる
  • アルツハイマー型認知症の発症

以上の症状が現れる危険性があります。

他にも睡眠不足で運転をすると、注意力散漫やうたた寝をして、事故に遭うかもしれません。

数日徹夜すると幻覚が見えてくるそうですので、さらに危険です。

なるべく初期症状の段階で睡眠をしっかりとるように生活を改善しましょう。

また、しっかり睡眠時間をとっているのにも関わらず眠気が取れないという方は、睡眠の質に問題があるのかもしれません。

寝苦しい環境で、すぐ目が覚めるような浅い睡眠をダラダラ長時間取っていても「しっかり睡眠を取った」とは言えません。深い睡眠、ノンレム睡眠を取らないと脳は休まりません。

眠気が取れない方は深い睡眠を取れるように、一度睡眠環境や生活を見直してみましょう。

寝室の環境は整っていますか?

寝具、湿度や温度や暗さ、リラックスできる環境作りなどを見直して、朝はカーテンを開けて日光を浴びる、しっかり栄養をとり、昼間は活動的に動くなど、健康的な生活を心がけるなどを心がけるようにすることが重要です。

それでも眠気やだるさが取れないという方には病気が隠れているのかもしれません

ストレスで寝られらないという方が多い現代社会では、ストレスを自分でコントロールすることも重要です。

ストレスの元凶を見つめ、どうにか出来るものなら全力で対処して、どうにも出来ないものなら寝室ではそれについては考えずに思考を遮断する、という割り切りも自分を守るためには大切です。

思考を遮断する方法としては、瞑想をオススメします。

眠れなくなり、やがて死に至る恐ろしい病気

徐々に眠りにつけなくなり、やがて全く眠れなくなり、最終的には死に至る「致死性家族性不眠症(FFI)」という病気があります。

1000万人に1人以下の割合で起こる、非常に稀な遺伝子疾患です。

日本でも数家系で報告されています。年代的には40~50代で発症することが多いです。

原因はプリオン蛋白遺伝子に異常があることで、患者の脳内に異常なプリオンが蓄積することで起きます。

世界には40家族ほどこの病気の因子を持つ家系が存在しているといいます。

今の段階では治療法は確立されていません。発症後、多くの患者は全身衰弱、肺炎などで2年以内に死に至っています。が、生涯発病しないこの遺伝子をもった人も多くいるようです。

発病すると視床と呼ばれる脳の部位が主に侵され、進行に伴い眠れない、夜に興奮状態となる幻覚、記憶力が低下したり、体温が上がったり、汗をたくさんかいたり、脈が速くなったりします。

やがて痴呆が急速に進み、筋肉の収縮が勝手に起こり、記憶力はひどく衰え、ものの認識も難しくなり、終末期には意識がなくなり寝たきりの状態となり、やがて衰弱死します。

遺伝性ではありますが、患者の脳や血液、内臓には感染力があります。しかし空気感染や接触感染はないといわれています。

1990年代にはこの遺伝子を持つあるアメリカ人男性が、この病気を克服しようとあらゆる治療法を試しました。

ビタミンのサプリを飲み、定期的に運動して全身の健康状態を改善させ、ケタミンや笑気(一酸化二窒素)などの麻酔薬まで用いました。その他色々な治療法にチャレンジしたのですが、残念ながら病気の克服とはならず、この男性は命を落としました。

そして今も世界中にこの病気の遺伝子を持つ多くの人々が、この病気の治療法の発見を切望しています。

ちなみにこの病気でない限り、普通の人が不眠症で死ぬことはないようです。参考:「不眠症の話」http://www.inf.ne.jp/kenkou/news22.html

睡眠負債の返済方法

睡眠不足が続いて「睡眠負債」が増えると、週末に一気に負債を返済しようと午後まで寝てしまいがちですが、そうするとかえって睡眠のリズムが狂って夜に眠れなくなり、翌週の睡眠に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。

睡眠負債の返済の仕方は、週末と平日の起床時間の差を2時間以内にとどめるのが理想です。

例えば平日は6時に起きている人の場合。

土曜日は8時に起きて、午後の早い時間に昼寝をする。

そしていつもの時間に寝て、翌日曜日にはやはり8時に起きる。

この日はあえて昼寝をせずに、早めに就寝する。

そうすれば月曜日には体内時計を狂わすことなくキャッキリと仕事モードになれます。

それでも「もっと眠りたいんだ!」という方は、体内時計をなるべく崩さないように調整しながら眠りましょう。

昼近くまで眠ったら午後はしっかり体を動かす、とかですね。

上手に睡眠負債を返済しましょう。

総括

この2つの画像をじっと見ると動いて見えませんか?

動いて見えたら寝不足です。

寝不足で視点を定める力が弱まっていると動いて見えるそうです。

ちなみに上記の「致死性家族性不眠症(FFI)」という病気を題材に、あの萩尾望都さんが「バルバラ異界(1)」という漫画に描いています。本当に恐ろしい病気です。

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